体験情報
川に浮かぶ小さなお家のような御舟かもめ
今回は水都大阪で「御舟かもめ」という特別な舟に乗りました。「御舟かもめ」には色々なプランがありますが、今回私たちは3月に始まったばかりの最新プラン「きき酒クルーズ」を体験しました。すごくアットホームな気持ちで過ごせました。
「八軒家浜乗船場所」へ行くには「天満橋」駅が便利
まず、アクセスについてですが、一番最寄りの「天満橋」駅に行くには京阪電車もしくは大阪メトロの谷町線が最適です。京阪電車の「天満橋」駅からのアクセスが一番簡単。
▼今回は「東梅田」駅経由だったので、谷町線で「天満橋」駅に行きました。
▼今回は「東梅田」駅経由だったので、谷町線で「天満橋」駅に行きました。
▼谷町線の「天満橋」駅に到着すると、まず、ホームから2番出口にある「京阪電車」に向かいましょう。改札を出るとき、「マクドナルド」の看板が見えたら、そのまま直進し、突き当たりを左に曲がります。エスカレーターに乗り、右の階段に上がると、前には「マクドナルド」の店が見えてきます。その隣が「京阪電車」の18番出口です。
▼18番出口を出て、左に歩いていくと、中之島の川景色を一覧できる乗船場、「八軒家浜(Hachikenyahama)船着場」に到着。
「八軒家浜(Hachikenyahama)船着場」は少し大きめで、乗船場が幾つかあります。「御舟かもめ」の乗り場は、通常一番右手になりますが混雑状況によって乗船場所が変わる場合もあるのでご注意ください。
▼「八軒家浜(Hachikenyahama)船着場」の真ん中と右手にある乗船場所。
▼「八軒家浜(Hachikenyahama)船着場」の真ん中と右手にある乗船場所。
▼中野船長が「御舟かもめ」のフラグを持ってお迎えにきますので、迷う心配はありません!すごく優しい船長さんです。
御舟とご対面、乗船前に注意事項をしっかり聞いてくださいね
一番右手の乗船場所に到着すると、小さな御舟を発見。中にはクッションがあり、小さいテーブルの上にコンロが2つ置いてあります。最大10名までしか入れませんが、今まで乗った舟とは一味違う、アットホームな雰囲気。これからの運行が楽しみです。
さてさて、乗船する前に、同じく船長を勤めている吉崎さん(今日は船長ではなく、船内サポートをご担当。)が注意事項を幾つか説明してくれました。まずは救命胴衣の使い方(ふざけて赤紐を引っ張ると、罰金がありますよ!)。その後、大阪一周の路線についての簡単な説明がありました。1時間半のコースで、「天満橋」から「中之島」、「京セラドーム前」、「グリコ」の看板が見える「道頓堀川」、「東横堀川」などを通って、大阪市内を一周します。
▼みんなさんが注意事項を真剣に聞いています。
▼みんなさんが注意事項を真剣に聞いています。
いざ、出航!斬新な舟の楽しみ方
舟に乗る前、何かぶら下がっているものが見えて、すごく気になっていました。舟に座ると、なんと、何種類かの干物(アナゴ、イカ、鯛、タコ、ホタルイカ)がクリップで止められていることが判明。めちゃめちゃおもいしろいと思って、思わず笑ってしまった。
▼すごいパンチがありますね〜
▼すごいパンチがありますね〜
「利き酒クルーズプラン」の最大の特徴は自分で干物を炙りながら、3種類の日本酒を楽しむこと。おつまみは季節や仕込み方、地域によって異なる味わいを楽しめます。日本酒の種類も酒蔵によって毎回違います。今回は秋田県の日本酒を提供してくれました。また、ワンコイン(¥500)で日本酒おかわりも可能です!
▼秋田県内にある1つの酒蔵から仕入れた3種類の日本酒
▼秋田県内にある1つの酒蔵から仕入れた3種類の日本酒
▼そうこうしているうちに、中野船長の一声で出港しました!
舟を出したばかりなのに、皆はもう干物とお酒に目が釘付け状態でした。吉崎船長は気を利かせて1本目の日本酒を開けてくれました。(船上での女将さんらしいです!笑)
一杯目の純米吟醸酒が出されると、おつまみを焼きたい衝動に駆られました!ハサミを使って好きな干物を切り、コンロの上に乗せます。まだ焼いていない状態でも良い匂いでしたので、焼き始めると、その風味が倍増しました。さらに、食欲をそそります!
🔻乾杯!!
🔻乾杯!!
▼ハサミで干物を切ります!
コンロの前で楽しむのも良し、周りの景色に酔いしれるのも良し。
今日は出航にはもってこいの清々しい天気で最高に気持ちよかったです!サングラスを忘れたのが・・・・。持ってくればよかった!
▼おっと!中野船長さんのことも忘れちゃいけない!少し離れているところにいますが、舟を操縦しながら、川沿いの景色を説明してくれます。
ここで「道頓堀川水門」を潜ります。水門が上がるところも生で見れて、迫力があります!
🔻この放水は他の船が入れないように出しているサインです。
🔻この放水は他の船が入れないように出しているサインです。
少し景色を見たところで、またコンロの前に集中。コンロの前には、お待ちかねの2杯目が出されていました。干物も見る見るうちに減っていきます。干物があると、日本酒がよく進み、逆に日本酒のおかげで、干物も美味しくいただけます!
🔻2杯目の日本酒の情報について説明してくれています
🔻2杯目の日本酒の情報について説明してくれています
大阪いち賑やかな場所、「道頓堀」に入るところで盛り上がります
おつまみを味わいながら、お酒を飲みながら、まったりくつろいで川沿いの景色を眺めていると、高速道路や橋などの大きな建物が見えてきました。舟は屋根がないので、すぐ間近で景色が見れるので、迫力があります!
🔻道路や橋の下を通るので、橋の構造などを見れます。こういう建築が好きな人にはたまらないかも知れませんね。
🔻道路や橋の下を通るので、橋の構造などを見れます。こういう建築が好きな人にはたまらないかも知れませんね。
2杯目のお酒を飲んでいる途中、ふと気が付けば、大阪一賑やかな場所、「道頓堀」に入っていました。人がたくさんいるので、私たちが手を振れば、みんなも返してくれますよ!心があったまりますねー。また、船上には干物がぶらさがっているので、皆も「これはなんなんだ」という顔で、思わず2度見していました。
▼手を振ると街のみんなが返してくれます。(左)「道頓堀」に入ります!(右)
▼手を振ると街のみんなが返してくれます。(左)「道頓堀」に入ります!(右)
▼「グリコ」の看板が真上で見れます!近くで見てみると、その大きさに圧倒されます!さすが、大阪のシンボルです。
春風を感じながら、残りわずかの時間をゆっくりと過ごす
賑やかな「道頓堀」を離れ、落ち着いたひらけたエリアへ。3月に入っていたので、気持ちいい春風を感じます。ここで3杯目が入りました!同じく秋田県の純米吟醸でスッキリしている味でとても美味しいです。
🔻どんどん飲んでいきましょう!
🔻どんどん飲んでいきましょう!
ここら辺はゆりかもめも含め、様々な鳥たちが休憩する場所のようです。時折、鳥たちが素早く川を渡っていくのを見ることができます。これもまた1つの演出になっていますかね(笑)。この舟の名前「かもめ」も実はゆりかもめに因んでいます。ゆりかもめは冬にシベリアから南国の日本にやってきて、都会でバカンスを満喫しているんです。そんなかもめのように大阪でゆったりとした時間を過ごしてほしいという思いから「かもめ」と名付けたそうです。
🔻鳥たちが休憩中。
🔻鳥たちが休憩中。
▼ゆりかもめです。
3杯目をいただいた後に、吉崎船長が「御舟かもめ」のロゴが入っているお水やお茶を出してくれました。お酒を飲んだ後に、お水やお茶があると、少し酔いが覚めるので良いですね。ちなみに、お持ち帰りもできます。
🔻可愛い容器で、しかも持ちやすいです。
🔻可愛い容器で、しかも持ちやすいです。
皆さんと話していると、あっという間に時間が過ぎ、舟もいつの間にか「天満橋」駅に近づきました。「きき酒クルーズ」は90分コースになりますが、全く時計をみる暇もなく、気がついたら、もう舟から降りる時間になっていて、もう少し居たいなと思いました。
あっそうそう。最後に、舟から降りる時には必ず自分のゴミを持って帰ってくださいね!!
🔻「帰りたくないな」と思っていましたが、舟は間も無く「天満橋」駅に着きます。
あっそうそう。最後に、舟から降りる時には必ず自分のゴミを持って帰ってくださいね!!
🔻「帰りたくないな」と思っていましたが、舟は間も無く「天満橋」駅に着きます。
楽しい時は早く過ぎ、まもなくお別れの時間が
今日の体験は最高に楽しかったです。普段は外出する時、賑やかな街で歩くばかりでリラックスできていなかったけど、日常を離れ、友達や家族と一緒に、美味しいお酒と干物を堪能して、一息ついただけで、リフレッシュできました。
🔻最初は他人でしたが、港に戻った頃には船長含め、皆が友達になっていました!
🔻最初は他人でしたが、港に戻った頃には船長含め、皆が友達になっていました!
▼最高の一息をつきました!
この舟の魅力の一つは、舟の設計が通常のクルーズ設計とは違うところです。住宅大工さんに頼んで、お家のリビングの設計を舟に用いたそうです。『御舟かもめ』には固定式の椅子を一切使わず、代わりにクッションを導入。その結果、お客さんが足を伸ばし、寛げる空間が実現しました。これらのおかげで、お家にいるようなリラックスする感覚で、船上にいるとは思えませんでした。
ちなみに、平野船長と吉崎船長はご夫婦で一緒にこの川の上にある「おうち」を管理していて、なんだが、私たちはこの2人の「おうち」にお邪魔して、一緒にパーティを開いているような感覚でした。
🔻最後に、とても仲良しの2人の笑顔を見ると、こっちまで幸せになりました。
ちなみに、平野船長と吉崎船長はご夫婦で一緒にこの川の上にある「おうち」を管理していて、なんだが、私たちはこの2人の「おうち」にお邪魔して、一緒にパーティを開いているような感覚でした。
🔻最後に、とても仲良しの2人の笑顔を見ると、こっちまで幸せになりました。